【Simply 603SI】ワイモバイルの通話専用ガラケーの実機レビュー

ワイモバイル Simply 603SIの実機レビュー

 

ワイモバイル(Y!mobile)のSimply 603SIは安い上に使いやすい端末なのですが、通話専用機種として作られているため注意が必要な点もあります。

 

例えばWi-Fiなどの機能は削除されているため、Wi-Fi機能が欲しい方には向いていません。

 

本記事では管理人が持っているSimply 603SIの実機を紹介しながら、料金はどれくらいか、どのくらいのスペックなのか、使い勝手は良いのかなどをレビューしていきます。

 

Simply 603SIは通話専用ガラケー

ワイモバイルでは現在3種類のガラケーが販売されています。
その中でも通話専用ガラケーとして販売されているのが、Simply 603SIです。

 

Wi-FiやBluetooth機能など、データ通信に必要な機能が付いていません。
でもその分だけ安くなっています。

 

Simply 603SIのスペック

次に、Simply 603SIがどのくらいのスペックなのかを見てみましょう。

 

Simply 603SIのスペック

 

Simply 603SIのスペック

サイズ 横幅:50mm

高さ:132mm
厚み:13.8mm

重さ 約115g
連続通話時間 [FDD-LTE]約600分

[3G]約800分

連続待受時間< [FDD-LTE]約500時間

[3G]約800時間

バッテリー容量 1,770mAh
充電時間 約180分
ROM/RAM容量 8GB / 1GB
対応外部メモリ / 最大容量 microSDHC / 最大32GB
ディスプレイサイズ 2.4インチ
表示方式 TFT
解像度 320×240ドット
Bluetooth
赤外線通信
防水 / 防塵
国際ローミング
VoLTE(HD+)/VoLTE/HD Voice(3G) - / ● / ●

 

色はレッド/ホワイト/ダークブルーの三色を選べます。

 

バッテリー容量は1,770mAhと容量はかなり大きいです。
連続通話時間は、LTEで約600分、3Gで約800分あるので十分使えます。

 

防水/防塵には対応していません。

 

また国際ローミングに対応していないので、海外利用は考えられていないようです。

 

赤外線通信およびSDカードの読み込みはできるので、電話帳の移行などはスムーズに行うことができます。

 

Simply 603SIの外観

管理人が持っているSimply 603SIはレッドです。

 

Simply 603SIの正面

端末の正面

Simply 603SIの背面

端末の背面にカメラ、スピーカ―が付いてる

 

本体の厚さは約13.8mm、重さは約115gと薄くて軽いです。
背面部が丸い形状になっていて、手にも馴染みやすいボディになっています。

 

Simply 603SIを持ってみた

 

本体を持つと、片手にすっぽりフィットします。

 

折り畳み式のAQUOSケータイ2とサイズ比較をすると、下のような感じになります。

 

Simply 603SIとAQUOSケータイ2

 

折り畳んだケータイとサイズがあまり変わらないので、かなり小さい端末です。

 

Simply 603SIのおすすめポイント4つ

Simply 603SIを実際に使ってみて、特に良かったポイントは4つでした。

 

小さい端末だけどキーは押しやすい

「テラスシェイプキー」と呼ばれる形状のキーになっていて、キー入力がしやすいです。
少し斜めにキーが出っ張っているので、押しやすいです。

 

テラスシェイプキー

 

折り畳みタイプのガラケーは、折り畳むのでキーはあまり出っ張っていません。
これはストレート型のガラケーの特徴です。

 

折り畳み型のAQUOSケータイ2とキーの形を比べると、以下のような感じです。

 

Simply 603SI

Simply 603SIのキーの形状

Simply 603SIはキーが斜めに出てる

AQUOSケータイ2

AQUOSケータイ2のキーの形状

AQUOSケータイ2のキーはほぼ平ら

 

 

「折り畳みタイプのガラケーのキーが押しにくい」という人でも、Simply 603SIは安心して使えます。

 

VoLTEにも対応している

Simply 603SIはVoLTEに対応しています。
相手がワイモバイル/ソフトバンクのVoLTE対応端末であれば、高品質の通話を行うことができます。

 

VoLTE通話

 

VoLTE通話をしてみましたが、キレイな音質でした。

 

あとVoLTEとは別に、3段階設定の通話音質が用意されています。
一番良い音質の「はっきり」にしておくといいです。

 

通話音質の設定

「メニュー」→「設定」→「通話設定」→「通話音質」

 

着信時はどのボタンを押しても通話できる

「着信があったときに焦って変なボタン押しちゃった」とかいうことはありませんか?

 

そんな時のために、Simply 603SIには「エニ―キーアンサー」機能が用意されています。
設定で機能を有効にしておくと、どのキーを押しても電話に出れます。

 

エニ―キーアンサー

「メニュー」→「設定」→「通話設定」で「エニ―キーアンサー」にチェックする

 

どのキーでも電話に出れるので、急いで電話を取り出した時や、シニアの方が電話に出る時などにも重宝しそうな機能です。

 

赤外線も利用できる

Simply 603SIは赤外線も使えます。

 

赤外線も使える

 

ガラケーやAndroidスマホから電話帳などの移行も行えます。

 

【注意】Wi-Fiは使えません!

Wi-Fiは使えない

 

安くて使い勝手が良いSimply 603SIですが、実はWi-Fiが使えません。

 

Wi-Fiが使えないので、ベーシックパックに加入しないとメール(MMS)・インターネットは利用できません。
※ベーシックパック未加入でも、SMSだけは使用できます。

 

通話専用ガラケーとしてはおすすめなのですが、データ通信をする場合にはあまりおすすめできません。

 

AQUOSケータイ2とSimply 603SIを比較

ここまでで、Simply 603SIのスペックや特徴を紹介しましたが、従来機種と比較するとどうなのでしょうか。

 

Simply 603SIとAQUOSケータイ2の月額料金・スペックを比較してみます。

 

項目 Simply 603SI AQUOSケータイ2
月額料金36回払い

(ケータイベーシックプランSS)

1,319円(税込) 1,219円(税込)
サイズ 横幅:50mm

高さ:132mm
厚み:13.8mm

横幅:51mm

高さ:113mm
厚み:16.7mm

重さ 約115g 約132g
連続通話時間 [FDD-LTE]約600分

[3G]約800分

[FDD-LTE]約800分

[3G]約910分

連続待受時間 [FDD-LTE]約500時間

[3G]約800時間

[FDD-LTE]約595時間

[3G]約840時間

バッテリー容量 1,770mAh 1,800mAh
充電時間 約180分 約140分
ROM/RAM容量 8GB / 1GB 8GB / 1GB
対応外部メモリ / 最大容量 microSDHC / 最大32GB microSDHC / 最大32GB
ディスプレイサイズ 2.4インチ 3.4インチ
表示方式 TFT [メイン]TFT

[サブ]有機EL

解像度 320×240ドット 960×540ドット

クォーターHD

Wi-Fi

(10台までテザリングで接続可能)

Bluetooth
赤外線通信
防水 / 防塵 [防水]IPX5・IPX8

[防塵]IP5X

国際ローミング
VoLTE(HD+)/VoLTE/HD Voice(3G) - / ● / ● - / ● / ●

 

比較をしてみると、

 

  • 防水/防塵機能がある
  • 国際ローミングに対応している
  • よりバッテリ性能が高い
  • Wi-Fiに対応している

 

といった点で、AQUOSケータイ2の方がスペックは高いです。
性能を重視するなら、AQUOSケータイ2の方が良いです。

 

  • より軽い方がいい
  • ストレート型のケータイが使いたい
  • メール・インターネットを使わない

 

上記のような方はSimply 603SIがおすすめです。

 

あと注意したい点は、Simply 603SIはWi-Fiが使えない通話メインの端末であるということです。

 

メール・インターネットを使うのであればベーシックパックに加入する必要があります。
その場合は、Wi-Fiが利用できないので通信料に注意が必要です。

 

Simply 603SIの機種代金

Simply 603SIの機種代金は、定価21,600円(税込)です。
ただしワイモバイルオンラインストアから申し込むことで、さらに機種代の割引を受けることができます。

 

 

割引額は契約種別ごとに異なります。
契約種別ごとの割引額および割引後の機種代金は以下の通りとなります。
※2021年10月20日時点での金額となります

 

機種代の割引額
契約種別 割引額(税込) 割引後の機種代金(税込)
新規契約 10,800円 10,800円
他社から乗り換え
ソフトバンクからの乗り換え(番号移行) 0円 21,600円
ソフトバンク回線MVNOから乗り換え
機種変更

 

機種代金の支払いは、一括払いと分割払いを選べます。
分割払いは24回、36回のどちらかを選べます。

 

Simply 603SIの月額料金

オンラインストアから申し込む場合、先ほど紹介した機種代金にプランの基本料金を加えた金額が、実際に支払う月額料金となります。

 

プランは「ケータイベーシックプランSS」と「スマホベーシックプランS/M/R」のどちらかを選ぶことができます。
2つのプランの詳しい違いについて知りたい方は「2つのガラケー料金プランの内容」をご覧ください。

 

Simply 603SIを契約する場合、ほとんどの方はより安くなる「ケータイベーシックプランSS」を契約すると思います。
そのため、ここでは「ケータイベーシックプランSS」で36回払いをした場合の月額料金を紹介します。
※2021年10月20日時点での金額となります

 

月額料金
契約種別 1ヶ月目 2~37ヶ月目 38ヶ月目~
新規契約 1,027円(※1) 1,327円 1,027円
他社から乗り換え
ソフトバンクから乗り換え 1,027円(※1) 1,627円 1,027円
ソフトバンク回線MVNOから乗り換え

(※1)記載した金額の日割り料金になります

 

上記の金額が基本の月額料金となり、後は追加したオプションによって月額料金が高くなります。

 

オプション一覧
オプション名 月額料金(税込) 内容
ベーシックパック/パケット定額 330円 3G/4Gによるデータ通信ができる。

データ通信料は上限4,950円(税込)を上限とし、使った分だけ請求される。
ガラケーのメールアドレス(@ymobile.ne.jp)を使う場合、本オプションは加入必須となる。

スーパーだれとでも定額 1,100円 国内通話が24時間かけ放題となる。
故障安心パック-S 550円 水濡れや破損などが起きた際の端末補償サービス。

 

メールアドレスを使いたい場合は「ベーシックパック/パケット定額」に加入しておくのを忘れないようにしましょう。

 

通話専用のガラケーならSimply 603SIはイチオシ

Simply 603SIはあえて昔ながらのストレート型で作られているガラケーです。

 

小型で軽量、キーが押しやすくて、作りもシンプルで使いやすいです。
料金も安いので、シンプルなガラケーを求めている人にはオススメです。

 

ただし、Wi-Fiは利用できないため、本当に通話専用にしたいという人以外にはオススメできません。

 

昔ながらの使いやすいガラケーで、通話専用のガラケーを求めるなら、Simply 603SIを検討してみてください。

 


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