【ケース別に解説】ワイモバイルで持ち込みスマホで機種変更する方法
「ワイモバイル(Y!mobile)は持ち込んだスマホで機種変更できる?」
このような質問をたまに貰いますが、機種変更と言っても人によって2つのケースがあります。
- ワイモバイルを既に契約していてスマホだけ変えるケース
- 新規契約をする時にもスマホを持ちこむケース(厳密には新規契約)
ちなみに、ワイモバイルではどちらのケースも対応可能です。
ここでは、2つのケースの機種変更を行う方法について、詳しく解説していきます。
ワイモバイルを既に契約していてスマホだけ変えるケース
まずは、ワイモバイルのSIMカードをそのまま利用して、スマホだけ自分で用意するケースを紹介します。
「端末込みでワイモバイルを契約した後、ワイモバイル端末を売り飛ばして、端末は自分で用意しちゃおう!」と考えている方もこのケースに当てはまります。
このケースは、「SIMカードの差し替え」などと呼ばれていて、しっかりとした下調べが必要になります。
基本的には3つのポイントを抑えていれば、問題なく利用できます。
※ただし、ワイモバイル公式サイトでは動作保証されていないため、あくまで自己責任でお願いします。
その1.SIMカードのサイズを確認する
まず、SIMカードのサイズがスマホが対応しているサイズであるか確認をします。
ワイモバイルではmicro SIM/nano SIMと呼ばれる2種類のサイズがあります。
スマホが持っているSIMカードと同じサイズであるかを確認しましょう。
なおSIMカードのサイズが違う場合は、有料(税込3,300円)でサイズ変更をすることも可能です。
サイズ変更は、ワイモバイルショップで受け付けてもらえます。
その2.対応バンドの確認が必要
次にスマホが対応するバンドを確認する必要があります。
バンドが合わないと、SIMカードが利用できても通話やデータ通信を行うことができません。
詳しいバンドの確認方法に関しては、「Y!mobileでSIMカードだけ契約するならバンドの確認が必要」の記事をご覧ください。
その3.キャリアスマホはSIMロック解除も必要
SIMフリースマホである場合は問題ないですが、キャリアスマホを利用する場合はSIMロック解除も必要です。
SIMロック解除の方法についてはキャリア別に紹介しているので、下記の個別記事をご覧ください。
SIMカードの種類に注意が必要!
ワイモバイルのSIMカードには大きく分けて3種類のSIMカードがあります。
SIMカードだけ差し替える場合は、種類の違いに気を付けないといけません。
AndroidとiPhoneでSIMカードの種類が違う
ワイモバイルのSIMカードは、AndroidとiPhoneではSIMカードの種類が違います。
Android用のSIMカードはn101/n111の2種類があり、iPhone用のSIMカードはn141の1種類があります。
(Androidスマホでmicro SIMを選んだ場合はm101/m111のいずれかになります。)
Android用のSIMカードn101/n111/m101/m111のいずれかを別のスマホに利用する場合は問題ないのですが、iPhoneのSIMカードを基本的に他のスマホで利用できないと考えてください。
n141はAPN構成プロファイルが公開されていない
n101/n111/m101/m111はワイモバイルで公開されているAPNで動作します。
しかし、iPhone専用のSIMカードであるn141は、ワイモバイルのiPhone専用のAPNになっています。
いちおうn141でもiPhone、Androidともに利用することは可能です。
iPhoneの場合、以下の条件であればAPN構成プロファイル無しの状態でそのまま使えるようになっています。
- iPhone 5sからiPhone Xまでの機種であること
- iOS12.1.1以上
- キャリア設定アップデートを行っていること
キャリア設定アップデートは「設定」⇒「一般」⇒「情報」画面にて行うことができます。
最新のキャリア設定になっていれば、「ワイモバイルXX.X」のような表示になります。
アップデート後、ワイモバイル35.1になった
最新設定でない場合はポップアップ画面でアップデートを促されるので、アップデートをしてください。
(アップデートは一瞬で終わります。)
試しにiOS12.1.2かつキャリア設定アップデートを行った以下のiPhoneに、n141を挿してみたら動作しました。
- iPhone 7(SIMフリー版)
- iPhone 6s(ソフトバンク SIMロック解除版)
iPhone XS以降では動作しないようなので、気を付けてください。
Androidで動作させる場合は以下のAPN設定を行えば動作させることができます。
APN:kqtqjs
ID:tnsrknk
PASS:cmtknrn
認証:PAP または CHAP
私の持っているSIMフリースマホで確認してみましたが、問題なく動作しました。
上記のようにn141でも動作は可能なようですが、ワイモバイルで動作保証はされていないのでくれぐれも自己責任にてお試しください。
n101(m101)とn111(m111)の違いはNFCの有無
n101/n111/m101/m111であれば、SIMフリースマホ、もしくはワイモバイルスマホで使うことができます。
しかし、101と111の型番の違います。
この型番の違いは「NFCの有無」です。
NFC機能付きの403SHにn101とn111をそれぞれ挿すと、以下のようになりました。
■n101を挿した場合
NFC対応となってる(非対応表示は無い)
■n111を挿した場合
「NFC非対応USIMです」と表示された
ちなみに管理人とその家族がワイモバイルを契約をした時は、SIMカードは以下のように付いてきました。
- NFC無しのAndroid OneS4を契約した時は「n111」
- NFC有りのAndroid OneX5を購入した時も「n111」
- AQUOS CRYSTAL Y2(403SH)、SIMカード単体契約をした時は「n101」
- iPhone 5s/SEを契約した時は「n141」
NFCには海外で主流となっているType A/B、おサイフケータイに使われているFelica(Type F)があります。
この内、SIMカードが対応しているNFCはType A/Bです。
おサイフケータイ(Felica)はスマホ本体が対応していれば使えます。
基本的には、NFC非対応のSIMカードでも利用可能です。
ただしSIMカードがType A/Bに対応していないと、機種によってはアプリでエラーが表示されるなどの話も聞きます。
その場合でもおサイフケータイは使えるそうですが、スマホを自分で持ち込む場合にはNFC対応であるn101を契約した方が良さそうです。
SIMカード単体契約の場合、通常はNFCが問題なく利用できるn101をもらうことになります。
しかし一部の代理店では、SIMカード単体契約でもn111を利用していることもあるようです。
私自身も初めて聞いたケースですが、代理店を利用する場合は以下の可能性があることを念頭に入れておいた方が良さそうです。
- SIMカード単体契約でもn111となるケースが稀にある
- n111の場合、NFC(Type-A/B)に関連する機能が利用できないかもしれない
SIMカードへのIMEI制限は無い
スマホ端末には、「IMEI」という15桁の製造番号のことが必ず付いています。
「IMEIをSIMカードと紐づけして、購入した端末以外はSIMカードを利用できなくなる制限」がIMEI制限と言われています。
現状では、このIMEI制限はかけられていません。
インターネットで検索すると、ある・ないと言われていますが、当サイトで確認している限りではIMEI制限はありません。
ただし、今後は制限がかけられないとも限らないので、SIMカード単体契約をするのが一番無難だと思います。
持ち込みスマホで新規契約するケース
次に、持ち込みスマホで新規契約をするケースをご紹介します。
基本は機種変更と同じ確認が必要
「ワイモバイルを既に契約していてスマホだけ変えるケース」と全く同じポイントの確認が必要になります。
3つのポイント
- SIMカードのサイズ確認
- 対応バンドの確認
- SIMロック解除
上記3つに問題なければ利用できます。
SIMカードのサイズは、新規契約時にスマホに合うサイズを選びましょう。
なお、SIMカード単体で契約した場合、n101のSIMカードとなります。
n101はAndroid・iPhoneどちらでも利用可能です。
実店舗よりオンラインストアの方がオススメ
機種変更をするなら、実店舗よりオンラインストアがオススメです。
なぜなら実店舗で契約をすると、余分なオプション加入や不要なアプリを入れる必要があったりするからです。
オンラインストアであればそのようなことはありません。
店員さんに確認することが無いのであれば、オンラインストアから申し込んだ方が間違いなくお得です。
またオンラインストアでは独自のキャンペーンも開催されています。
公式キャンペーンと併用すれば、さらにオトクに契約できます。
契約前には、必ず適用できるキャンペーンがないかチェックしておいた方が良いです。
まとめ
持ち込みで機種変更をする場合、下記の3つのポイントが重要です。
3つのポイント
- SIMカードのサイズがスマホに合っていること
- ワイモバイルのバンドに対応できること
- SIMロック解除をしてSIMフリー化しておくこと
持ち込みで機種変更を考えている方は、ぜひ本記事をご参考に機種変更をしてください。