ワイモバイル(Y!mobile)の電波はどの辺りのエリアまで届くのか
ワイモバイル(Y!moile)はソフトバンクのエリアを利用して900MHz帯のプラチナバンドで通信を行えることを謳っています。
都市部はもちろん全国各地でも使えると言われていますが、それでも基地局がないところでは電波は届きません。
実際にどのくらいまで電波は届くのでしょうか?
ワイモバイルの電波の受信エリアについて、詳しく見てきたいと思います。
ワイモバイルはソフトバンクと同じ通信網を使用している
ワイモバイルはソフトバンク株式会社のサブブランドです。
そのため、ソフトバンクと同じ通信網を使用しています。
以前(ソフトバンク株式会社に吸収合併される前)は、独自の通信網を使っていましたが、
これから契約する方はソフトバンクと同じ通信網が利用できます。
この辺りの話を詳しく知りたい方は「ワイモバイルとソフトバンクは何が違う?料金・サービスを徹底比較」の記事をご覧ください。
格安スマホの中ではデータ通信速度も安定している
他の格安スマホ(MVNO)と違ってワイモバイルはソフトバンク回線を自社回線として使用しているため、データ通信速度も安定しています。
普通、MVNOはお金を払ってキャリアの回線を使用しています。
回線の使用料金を支払いながら自分で通信設備なども整えなければいけないため、MVNOは費用面からどうしてもデータ通信速度が不安定になりがちです。
しかし、ワイモバイルはソフトバンクの資本をそのまま使えるので、こういった心配もありません。
これだけ有利なので、MVNOに「ずるい」と非難されている理由も分かるような気もします。。。
製品ごとに受信できる少し範囲が違う
実は同じワイモバイルで購入したスマホでも、電波を受信できる範囲は違うことがありえます。
スマホなどが通話やデータ通信をする際には、基地局と電波をやり取りしています。
そして、実はこの電波には周波数帯(バンド)と呼ばれる種類があります。
エリアごとの基地局によって、送信している電波の周波数帯は違いますし、電波の届く範囲も違います。
スマホによっては受信できる周波数帯と受信できない周波数帯があります。
そのため、スマホの機種が違うと受信できるエリアが変わってきます。
ワイモバイルのバンド(周波数帯)について
下記の表が、ワイモバイルが基地局で送信している電波のバンド(周波数帯)を記したものです。
電波には通信規格(3G,4Gなどと呼ばれているもの)があり、この通信規格ごとに扱っている周波数帯は異なります。
※通信規格は通信方式とも呼ばれています。
スマホが通信規格およびバンドに対応していれば、電波が受信できます。
バンド | 3G | 4G | |
---|---|---|---|
W-CDMA | FDD-LTE | AXGP(TD-LTE) | |
Band1
(2.1GHz) |
● | ● | |
Band3
(1.7GHz) |
● | ||
Band8
(900MHz) |
● | ● | |
band11
(1.5GHz) |
● | ||
band28
(700MHz) |
● | ||
band41
(2.5GHz) |
● |
上記の表の通信規格およびバンドに、スマホが対応していればスマホを持ちこんでワイモバイルを契約することも可能です。
なお3Gに関しては、2024年1月にサービス終了することが決まっています。
どのような影響があるか詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ワイモバイルのバンドの受信エリア
ワイモバイルの基地局のバンドを受信できるエリアについては、ワイモバイルのホームページおよびソフトバンクのホームページで公開されています。
3G/4Gを全ての受信エリアはソフトバンクのホームページで確認できます。
ソフトバンクのサービスエリアマップ(外部サイト)
上記ページでエリアを確認してみると、東京周辺はバッチリ対応されています。
なお、バンドごとの受信エリアを見たい場合、一部のバンドの受信エリアになりますがワイモバイルのホームページで確認できます。
通信規格:FDD-LTEの受信エリア
- Band1(2.1GHz)の受信エリア(外部サイト)
- Band3(1.7GHz)の受信エリア(外部サイト)
通信規格:AXGP(TD-LTE)のエリア
- band41(2.5GHz)の受信エリア(外部サイト)
Android One X5の受信エリアを試しに見てみる
Android One X5
ワイモバイルで取り扱っているスマホ「Android One X5」で、受信できるバンドを試しに見てみます。
Android One X5の対応周波数は、ワイモバイル公式HPにてPDFでダウンロードできます。
⇒Android One X5の対応周波数(PDF)
Android One X5の通信仕様と、ワイモバイルの対応バンドと比較してみると、Android One X5が受信できるバンドは下記のようになります。
バンド | 3G | 4G | |
---|---|---|---|
W-CDMA | FDD-LTE | AXGP(TD-LTE) | |
バンド1
(2.1GHz) |
● | ● | |
バンド3
(1.7GHz) |
● | ||
バンド8
(900MHz) |
● | ● | |
バンド11
(1.5GHz) |
× | ||
バンド28
(700MHz) |
● | ||
バンド41
(2.5GHz) |
● | バンド42
(3.5GHz) |
× |
●:Android One X5が受信できるワイモバイルのバンド
×:Android One X5が受信できないワイモバイルのバンド
4Gではバンド11/42が受信できないということが分かりました。
しかし主要バンドではないため、特に問題なく使うことができます。
ワイモバイルのホームページで、ワイモバイルが販売しているスマホの受信エリアを確認できるのですが、Andrdoi One X5の受信エリアはとても広いです。
東京を中心として受信エリア。赤が受信できるエリアだが相当広い。
まとめ
ワイモバイルはソフトバンクと同じ回線を利用しているため、受信エリアも広いです。
どのくらいの受信エリアになるかを、Android One X5を例に挙げて確認してみましたが、すごく広かったです。
ソフトバンクと同じ回線を低価格で利用できるワイモバイルは、スマホ代を安くしたい方にはおすすめです。