ワイモバイルとpovoを8項目で徹底比較!どっちがオススメ?
「povo」はスマホの高い料金を安くするために、よりシンプルなプランを安い料金で実現したauのオンライン専用プランです。
20GBのデータ通信容量も使える格安プランなのですが、それ以外のサービスは削られている尖ったプランです。
同じように安い月額料金でありながら、豊富なサービスを提供しているワイモバイルの方がpovoよりもオススメとなるケースは多いです。
そこで、本記事ではワイモバイルとpovoの比較をしながら、どちらを選ぶべきか詳しく解説をしていきます。
- povoに興味がある方
- povoを本当に契約していいか迷っている方
- ワイモバイルとどちらが良いのか気になる方
上記のような方は、ぜひご覧ください。
どちらがオススメかの結論
最初にpovoとワイモバイルのどちらがオススメか結論を紹介しておきます。
- 3GBあれば十分な人
- 家族で使う人
- 60歳以上で24時間カケホにしたい人
- 店舗サポートが欲しい人
- スマホの設定や扱いに自信がない人
- Yahooサービス・PayPayを使う人
- 店舗サポートやキャリアメールなどは不要で、データ通信容量は20GB欲しい1人身の人
なぜこのような結論になるか、以降で詳しく解説をしていきます。
ワイモバイルのプラン
まずはワイモバイルのプランがどのようなものかを簡単に解説します。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、シンプルS/M/Lという3種類のプランが用意されています。
具体的なプラン内容は下記の通りになります。
■ワイモバイルのプラン
S |
M |
L |
|
---|---|---|---|
プラン料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
家族割引込みの料金 |
990円 |
2,090円 |
2,970円 |
月間データ通信容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ増量オプション加入時の月間データ通信容量(※) | 4GB
(+1GB) |
18GB
(+3GB) |
28GB
(+3GB) |
容量超過時の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話料金 | 22円/30秒 | ||
かけ放題オプション |
「だれとでも定額」10分かけ放題:
「スーパーだれとでも定額」 24時間かけ放題: |
||
データ通信容量のオプション | 【データ増量オプション】
550円/月(加入から1年間は無料)
シンプルS:+1GB
【データ容量追加】 |
||
キャリアメール | あり(@ymobile.ne.jp) |
(※)月額550円。契約から1年間無料
ワイモバイルが主に対象としている人は「キャリアを安い金額で使いたい人」です。
月間データ通信容量も3種類から選べますし、かけ放題オプションでかけ放題にしたりでき、プランの自由度は高いです。
また家族割引なども用意されているので、家族みんなで契約する場合はかなり安くなります。
ソフトバンクのサービスを少し減らした代わりに料金を下げた感じなので、povoよりもサービスは優れています。
その分だけプランのコスパはpovoよりも高くなりますが、家族割引などを組み合わせるとpovoよりも安く使うこともできます。
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povoのプラン
まずはpovoのプランがどのようなものかを簡単に解説します。
povoはauのオンライン専用プランです。
具体的なプラン内容は下記の通りになります。
■povoのプラン
プラン料金 | 2,728円 |
---|---|
月間データ通信容量 | 20GB |
容量超過時の通信速度 | 最大1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 |
かけ放題オプション | 「5分以内通話かけ放題」5分かけ放題:
550円/月
「通話かけ放題」 24時間かけ放題: |
データ通信容量のオプション | データ使い放題24時間:
220円/月
データ追加1GB: |
キャリアメール | なし |
povoが主に対象としている人は「1人でスマホを契約して使うITリテラシーがある程度ある人」です。
シンプルで安いプランになっているのですが、家族割引などの割引サービスはありません。
かけ放題はオプションで追加する必要があるので、20GBも不要という人には少し割高なプランとなってしまいます。
データ通信容量のコスパは良いので、ゲームや動画視聴などをたくさんする人が、povoを1人で契約する場合などにオススメです。
povoで特にユニークだと思うのは、24時間データ使い放題のプランがあるという点です。
申し込みをしてから24時間データ容量を消費せずに高速データ通信が使えます。
ただし月間データ容量である20GBを超えた場合、最大1Mbpsで通信できるので、あまり必要のないオプションのような気もします。
povoとワイモバイルを8項目で比較
povoとワイモバイルのプランには、どのような違いがあるか見てみましょう。
8つの項目を比較してみました。
(より良いと思う方を赤字にしています)
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
1.プラン | 3GB:2,178円
15GB:3,278円 |
20GB:2,728円 |
2.かけ放題オプション | 10分かけ放題:770円
24時間かけ放題:1,870円(60歳以上は770円) |
5分かけ放題:550円
24時間かけ放題:1,650円 |
3.通信回線の安定性 | ソフトバンク回線で安定している | au回線で安定している |
4.機種の多さ | 10種類以上(多い) | 販売無し |
5.店舗サポート | 有り(無料) | 無し |
6.キャリアメール/留守番電話 | 有り | 無し |
7.割引サービス | 有り
|
無し |
8.キャンペーン | 公式キャンペーン・オンライン限定キャンペーン有り | 無し |
povoとワイモバイルのどちらも優れている部分はありますが、多くの人が使いやすいのはワイモバイルのプランとなります。
それぞれの項目を、具体的に解説していきます。
1.プランの比較
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
1.プラン | 3GB:2,178円
15GB:3,278円 |
20GB:2,728円 |
プラン単体で見た場合、povoのプランの方がコスパが高いです。
povoのプランは、20GBのデータ通信容量のみのプランとなっています。
通話は30秒ごと22円で、かけ放題にしたい場合はオプションの加入が必要となります。
一方、ワイモバイルはシンプルS/M/Lという3種類の容量・料金から選ぶことができます。
- シンプルS(3GB):2,178円
- シンプルM(15GB):3,278円
- シンプルL(25GB):4,158円
かけ放題は付いていないので、かけ放題にしたい場合はオプションで追加する必要があります。
なおシンプルS/M/Lを契約すると、Yahooプレミアム会員費(月額508円)が無料となる特典も付いてきます。
データ通信容量のコスパだけで比較をすると、povoは「20GBで2,728円」
ワイモバイルで同じくらいの容量となるシンプルMだと、「15GBで3,278円」となるため、やはりpovoの方がプランのコスパは高いです。
しかし、プラン以外のオプションや割引サービスなどもあり、それらを総合して考えるとpovoは少し使いづらいプランだと思います。
2.かけ放題オプションの比較
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
2.かけ放題オプション | 10分かけ放題:770円
24時間かけ放題:1,870円(60歳以上は770円) |
5分かけ放題:550円
24時間かけ放題:1,650円 |
かけ放題オプションは、そこまで大きな差はないです。
強いて言うと、
- 60歳以上の方で24時間かけ放題をするのであればワイモバイル
- 20GBもなくていいから、10分かけ放題が欲しいならワイモバイル
- 20GBが欲しいならpovo
となります。
ワイモバイルでかけ放題にする場合は、10分かけ放題が770円/月、24時間かけ放題が1,870円/月となります。ただし60歳以上の方は+770円で24時間かけ放題にできます。
povoの基本プランもかけ放題が付いておらず、5分かけ放題(+550円)、24時間かけ放題(+1,650円)をオプション追加できます。
3.通信回線の安定性
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
3.通信回線の安定性 | ソフトバンク回線で安定している | au回線で安定している |
通信回線の安定性は、どちらも同じくらいです。
ワイモバイルはソフトバンク回線を使っていますし、povoはau回線を使っています。
格安SIM(MVNO)とは違い、どちらを使っても安定しているので気にしないで大丈夫です。
4.機種の多さの比較
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
3.機種の多さ | 10種類以上(多い) | 販売無し |
povoでは端末の販売がされてないので、セット購入したいのであればワイモバイルの方がイイです。
ワイモバイルは常時10種類以上の機種が販売されています。
2021年5月時点では、iPhone12やLibero 5G、Xperia 10 IIなどの人気機種が販売されています。
povoは販売されている機種が無いので、自分で持ち込みをしないといけません。
回線契約時に端末をセット購入したい場合は、ワイモバイル一択となります。
4.店舗サポート
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
5.店舗サポート | 有り(無料) | 有り(1回3,300円) |
店舗でのサポートを望むのであれば、ワイモバイルとなります。
ワイモバイルは店舗サポートを無料で受けることができます。
ワイモバイルショップで店舗サポートを受けることができますが、最近ではソフトバンクショップにワイモバイルショップが併設されている店舗が増えているので、サポートを受けられる店舗も多いです。
povoは店舗サポートを受けられません。
問い合わせなども電話での窓口などは無く、オンラインからのみとなります。
5.キャリアメール/留守番電話の比較
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
5.キャリアメール/留守番電話 | 有り | 無し |
キャリアメール/留守番電話を使う場合は、ワイモバイルを選んだ方がいいです。
ワイモバイルはキャリアメール/留守番電話のどちらも利用できます。
キャリアメールは月額無料で、「@ymobile.ne.jp」というメールアドレスが利用できます。
留守番電話は月額無料ですが、録音・再生ごとに料金が発生します。
povoではキャリアメール/留守番電話を利用できません。
キャリアメールと留守番電話のどちらかを使うのであれば、ワイモバイルを選びましょう。
6.割引サービスの比較
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
6.割引サービス | 有り
|
無し |
家族や光回線の契約で割引を受ける場合は、ワイモバイルがオススメです。
ワイモバイルは家族割引や光回線の割引、学割などが利用できます。
家族割引、光回線の割引は1,188円のかなり大きな割引を受けることができます。
(家族割引は2回線目から1,188円が割引されます)
povoは家族割引や光回線の割引、学割などが用意されていません。
なお21年夏までの加入者は、auの家族割プラスの家族人数のカウント対象となります。(21年夏より後は、カウント対象外となります)
家族で2回線以上契約するのであれば、ワイモバイルを契約した方がいいです。
7.キャンペーンの比較
ワイモバイル | povo | |
---|---|---|
7.キャンペーン | 公式キャンペーン・オンライン限定キャンペーン有り | 無し |
キャンペーンでお得に契約するのであれば、ワイモバイルがオススメです。
ワイモバイルは、公式キャンペーンやオンラインストア限定キャンペーンなどが用意されています。
povoは特にキャンペーンがありません。
なおワイモバイルでどんなキャンペーンがあるかは、下記ページにまとめているので詳しく知りたい方はご覧ください。
結局どっちがいいのか
ワイモバイルとpovoであれば、どちらかというとワイモバイルの方がオススメとなるケースが多いです。
なぜかというと、povoの魅力は20GBのデータ通信容量が2,728円という安い料金で使えるという点です。
しかし「20GBも要らない。3GBあれば十分」となると、ワイモバイルのプランの方が間違いなくいいです。
■かけ放題の最安プラン比較
プラン | かけ放題オプション | 合計 | |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
シンプルS(3GB) |
だれとでも定額(10分かけ放題) |
2,948円/月 |
povo |
20GB |
5分以内通話かけ放題 |
3,278円/月 |
ワイモバイルはpovoよりも割安な上に、10分かけ放題を使えます。(povoは5分かけ放題)
さらにワイモバイルには、下記のようなメリットも亜rます。
- 選べる機種も多い
- 店舗サポート無料
- 家族割引などの割引サービスがある
- キャリアメール、留守番電話を使える
- Yahooプレミアム会員費も無料
- キャンペーンも多い
スマホを使う多くの人は3GBもあれば十分という人が多いです。
そのため、より豊富なサービスを受けることができ、家族割引などの割引も受けられるワイモバイルの方がオススメとなるケースが多いです。
しかし余計なサービスや店舗サポートは不要。20GBは欲しいし、5分かけ放題で十分となれば、povoがオススメとなります。
- 3GBあれば十分な人
- 家族で使う人
- 60歳以上で24時間カケホにしたい人
- 店舗サポートが欲しい人
- スマホの設定や扱いに自信がない人
- Yahooサービス・PayPayを使う人
- 余分なサービス(店舗サポートやキャリアメールなど)は不要で、データ通信容量は20GB欲しい1人身の人
比較するとこのようになるため、ほとんどの人にオススメとなるのはワイモバイルです。
povoにしてよいか迷ったら、ワイモバイルにしておけば困ることはないと思います。
まとめ
povoはデータ通信容量20GBを格安で使えるプランです。
通話かけ放題などもオプション追加をすることができます。
デメリットは店舗サポートやキャリアメールなど、追加のサービスを完全になくしている点です。
後でトラブルが起きた時の対処なども、自分行うことが前提となります。
一方、ワイモバイルはキャリアで行っているサービスを残したまま、安くしているプランになります。
店舗サポートやキャリアメールなどの追加サービスもありますし、家族割引などの割引サービスなどもあります。
トラブルが起きた場合なども、ショップに持ちこんで解決できます。
ワイモバイルとpovoはどちらも安い月額料金で利用できますが、契約する前にはどのようなサービスを受けられるのかを理解し、自分にあった方のプランを選ばないといけません。
これからワイモバイルかpovoへの申し込みを考えている方は、ぜひ本記事を参考に申し込みをしてください。
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