ワイモバイルのAndroid Oneシリーズの特徴や各機種を解説

ワイモバイルのAndroid Oneシリーズの特徴や各機種

 

ワイモバイル(Y!mobile)の主力機種として、「Android One」というスマホが販売されています。
Android Oneには様々な機種があり、下位モデルのSシリーズ、上位モデルのXシリーズが用意されています。

 

OSやセキュリティのアップデート保証など、他のスマホにはない特徴などもあり、Android Oneシリーズはおすすめの機種です。

 

今回は、Android Oneシリーズの特徴や販売されている機種、月額料金などについて解説をしていきます。

 

Android Oneについて

Android One(アンドロイド ワン)は、Googleが各国のメーカーと協力して開発した、中価格帯~低価格帯のスマホです。

 

元々は開発途上国、新興国市場などで流通をさせるためにAndroid Oneシリーズの開発が始まりました。

 

開発途上国、新興国市場などは高価格帯のスマホを購入できる人が少なく、安い端末を購入する人が多かったです。
安い端末は性能が低すぎるものが多いうえに、OSやセキュリティのアップデートが行われないという問題もありました。

 

このような問題解決のためにAndroid Oneシリーズの開発が行われました。
Android Oneシリーズは、安くても十分な性能を持ち、アップデートで長く使っていくことができるようになっています。

 

現在は世界各国で開発が行われており、日本でも京セラやSHARPなどの各メーカーとGoogleが協力をして開発されています。

 

 

日本では上位モデルのXシリーズと下位モデルのSシリーズがある

日本では2016年7月29日に初めてAndroid Oneとなる「507SH」の販売がワイモバイルから開始されました。

 

それ以降は、最低限のスペックを備えた下位モデルである「Sシリーズ」と、中級クラス~高級クラスの性能を持つ上位モデル「Xシリーズ」が販売されています。

 

現在Android Oneシリーズはワイモバイル、ソフトバンクの両ブランドで発売されています。

 

Android Oneのメリット6つ

多数あるスマホ機種から、Android Oneシリーズを選ぶメリットは6つあります。

 

  1. 最新OSへのアップグレード
  2. 毎月のセキュリティアップデート
  3. 価格帯を選べる
  4. シンプルかつ機能的な設計
  5. 共通のインターフェースで使える
  6. ワイモバイルの専門家に話を聞ける

 

それぞれ、どのようなメリットなのかを順番に見ていきましょう。

 

最新OSへのアップグレード

Android Oneは、発売されてから2年間で最低1回以上のOSのアップデートが保証されています。
最新バージョンのAndroid OSが使えるので、買い替えをせずに長く端末を使い続けることができます。

 

毎月のセキュリティアップデート

OSだけでなく、セキュリティに関してもアップデートが保証されています。
セキュリティに関してはさらにアップデートがしっかりと行われ、発売から3年間は毎月セキュリティアップデートが行われます。

 

安全なセキュリティ状態を保てるので、安心して使い続けられます。

 

価格帯を選べる

Android Oneは下位モデルのSシリーズ、上位モデルのXシリーズが販売されています。

 

Xシリーズは性能が高くなる分、価格帯はそこそこ高くなります。
Sシリーズは性能が低くなる分、価格帯は低くなります。

 

自分のおサイフ事情で性能を選んでいくことができるので、とてもユーザー(のおサイフ)に優しいです。

 

シンプルかつ機能的な設計

Googleが考えているシンプルかつ機能的な設計を採用されています。
簡単に言ってしまうと、ムダなものが省れていて使いやすくなっています。

 

ムダなアプリなどは最初から入っていませんし、設定なども分かりやすくなっています。
初心者でも安心して使いやすいです。

 

またカスタマイズも自分で行えるので、スマホに慣れている方も使いやすいです。

 

共通のインターフェースで使える

Android Oneシリーズは共通のインターフェースが用意されています。
インターフェースが共通というのは、ホーム画面の配置や設定などの各基本アプリの使い方などが共通になっているということです。

 

機種変更をしたときに、「あれ?この機種だとどうやって設定するの?」と迷ってしまうことは多いと思います。

 

しかし、Android Oneシリーズは共通の使い方ができるので、機種変更をしても迷うことはありません。

 

ワイモバイルの専門家に話を聞ける

ワイモバイルにはAndroid Ambassadorと呼ばれるスタッフが全国に約600人在籍しています。(2018年12月時点)

 

Googleが実施している研修を修了したスタッフがAndroid Ambassadorと呼ばれ、Androidスマホなどで使用可能なGoogleのサービスやアプリについて、幅広い知識を持っています。

 

Androidスマホの設定などに関するサポートもバッチリなので、Googleが設計しているAndroid Oneに関する相談もしっかりと対応してもらえます。
※ただしAndroid Ambassadorのいない店舗もあるため、店舗に行く際には事前にご確認ください。

 

 

Android Oneのデメリット1つ

Android Oneのデメリットは思いつく限り1つです。

 

最上位機種は用意されていない

Android One X5のように上位クラスの性能を持つ機種は用意されていますが、最上位機種と呼べるほどの性能はさすがにありません。

 

「スマホの中でも最高性能の端末が欲しい」というような方は、Android Oneシリーズを選ぶのはやめましょう。

 

SIMフリーの最上位機種などを購入してSIMカード単体契約するか、3大キャリアを選んだほうがいいです。(そもそもそんな人はワイモバイルの端末を購入しない気はしますが)

 

 

Android One Xシリーズのラインナップ

Android One X5/X4/X3

Android One X5/X4/X3

 

それではAndroid Oneはどんな端末が販売されているか、ラインナップをXシリーズから紹介していきます。

 

Android One Xシリーズは、Android Oneの上位モデルに位置するシリーズです。
上位モデルだけあり、指紋認証やおサイフケータイ、ワンセグなどの機能などが装備されています。

 

処理性能に関してもSシリーズのスマホよりも高いです。

 

2019年8月時点では、X1/X2/X3/X4/X5の合計5機種が発売されています。
なおAndroid One X2とAndroid One X1は現在は販売されていません。

 

ヤフオクなどを探すと、中古端末が販売されたりしていると思います。
あとはオンラインストアでアウトレット端末がたまに販売されています。

 

現在販売されているAndroid One X5からX3までについては、もう少し詳しく紹介していきたいと思います。

 

■機種ごとのスペック早見表

機種 X5 X4 X3
メーカー LG SHARP 京セラ
サイズ 約W72×H153×D7.9mm 約W71×H151×D8.9mm 約W72×H149×D8.2mm
ディスプレイ 6.1インチ 5.5インチ 5.2インチ
重さ 約158g 約157g 約150g
バッテリー 3,000mAh 3,100mAh 2,800mAh
充電時間 約120分 約155分 約160分
ROM容量 32GB 32GB 32GB
RAM容量 4GB 3GB 3GB
メインカメラ 約1,600万画素 約1,640万画素 約1,300万画素
サブカメラ 約800万画素 約800万画素 約800万画素
防水/防塵
耐衝撃 ×
おサイフケータイ
指紋認証
赤外線 × ×
ワンセグ ×

 

Android One X5

Android One X5

Android One X5

 

Xシリーズの中でも最高のスペックを持っている最新機種が、LG製のAndroid One X5です。

 

1つ前のモデルであるAndroid One X4よりも数段上のスペックとなります。

 

特にすごいのがCPU性能で、Android One X5にはSnapdragon 835(MSM8998)というCPUが使われています。
このCPUはノートパソコンに使われているCPUにも迫る性能を持っていると言われていて、スゴイ処理能力を持ってます。

 

今までのAndroid Oneシリーズのスマホでは処理が重いゲームは難しかったですが、Android One X5であれば問題なく遊べます。

 

防水・防塵・耐衝撃対応ですし、おサイフケータイにも対応しているので、搭載機能も十分です。

 

少し月額料金が高くなっても良いのであれば、おすすめしておきたいスマホNo1です。

 

 

Android One X4

Android One X4

Android One X4

 

5.5インチのIGZOディスプレイを使用しているSHARP製のスマホがAndroid One X4です。
IGZOディスプレイは少ない電力消費ながら、高精細かつタッチセンサーの感度が良い、優れもののディスプレイです。

 

メインカメラの画素数も1,640万画素あり、何気に画素数だけでいうと一番多いです。
指紋認証、防水・防塵、おサイフケータイにも対応していて、重要な機能は全て揃っています。

 

処理性能はさすがにAndroid One X5に及びませんが、十分な処理性能も持っています。
コスパ重視であれば、おすすめしたい端末の1つです。

 

 

Android One X3

Android One X3

Android One X3

 

5.2インチディスプレイに独自技術の「ハイブリッドシールド」が使用されている京セラ製のスマホがAndroid One X3です。

 

指紋認証、防水・防塵・耐衝撃、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線に対応しており、必要な機能は全て揃っています。

 

カメラ性能はAndroid One X4ほど高くはないのが、弱点です。
しかしカメラ性能にこだわりがないのであれば、コスパ重視の方におすすめしたい端末の1つです。

 

 

Android One Sシリーズのラインナップ

Android One S5/S4/S3

Android One S5/S4/S3

 

Android One Xシリーズは、Android Oneの下位モデルに位置するシリーズです。
不要な機能を省いている下位モデルとなり、指紋認証やおサイフケータイ、ワンセグなどの機能などが無いのが特徴です。

 

処理性能もXシリーズに比べると低いですが、普段使いのスマホとして必要な性能を持っています。
本来のAndroid Oneシリーズのコンセプトとなる「安いけど十分な性能を持つスマホ」がSシリーズです。

 

2019年8月時点では、S1/S2/S3/S4/S5の合計5機種が発売されています。
(507SHを含めると、合計6機種)

 

なおAndroid One S2とAndroid One S1は現在は販売されていません。
(507SHも販売終了しています)

 

ヤフオクなどを探すと、中古端末が販売されたりしていると思います。
あとはオンラインストアでアウトレット端末がたまに販売されています。

 

現在販売されているAndroid One S5からS3までについては、もう少し詳しく紹介していきたいと思います。

 

■機種ごとのスペック早見表

機種 S5 S4 S3
メーカー SHARP 京セラ SHARP
サイズ 約W71×H148×D8.1mm 約W72×H145×D8.4mm 約W71×H144×D8.5mm
ディスプレイ 5.5インチ 5.0インチ
重さ 約149g 約130g 約143g
バッテリー 2,700mAh 2,600mAh 2,700mAh
充電時間 約145分 約140分 約155分
ROM容量 32GB 32GB 32GB
RAM容量 3GB 3GB 3GB
メインカメラ 約1,200万画素 約1,300万画素 約1,310万画素
サブカメラ 約800万画素 約500万画素 約500万画素
防水/防塵
耐衝撃
おサイフケータイ × × ×
指紋認証 × × ×
赤外線 ×
ワンセグ × × ×

 

Android One S5

Android One S5

Android One S5

 

Sシリーズの中でも最新作となるのが、SHARP製のAndroid One S5です。

 

処理性能はAndroid One X4に迫るくらいほど向上していて、カメラ写りもかなり良くなりました。

 

防水・防塵・耐衝撃対応となっていて、普段使いのスマホとして十分なスペックを持っています。

 

 

Android One S4

Android One S4

Android One S4

 

Android One X3と同じ「ハイブリッドシールド」が使用されているのが、京セラ製のAndroid One S4です。

 

ハイブリッドシールドによって耐衝撃性能が高く、防水・防塵にも対応しているので耐久性はバツグンです。
重さも約130gと軽く、扱いやすくなっています。

 

タフなスマホを長く使っていきたいという人向きのスマホです。

 

 

Android One S3

Android One S3

Android One S3

 

Android One X4と同じIGZOディスプレイを使用しているSHARP製のスマホがAndroid One S3です。
IGZOディスプレイによるキレイな画面表示と、防水・防塵・耐衝撃を備えているスマホです。

 

他機種よりも多少性能は落ちますが、、価格次第でおすすめしたいコスパ重視の機種となります。

 

 

まとめ

Android Oneはワイモバイルでも売れ筋のAndroidスマホです。
バリエーションも数多く取り揃えられており、料金を考えながら機種の性能を選んでいくことができます。

 

「ワイモバイルのスマホに買い換えしたい」
という場合には、ぜひAndroid Oneシリーズを選んでみてください。

 


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