Android One S2実機レビュー(新モデルとの比較あり)
特別価格での販売は終了しました。(2019/2/11)
ワイモバイルでは、Android One S2が発売されています。
S2は現在では販売終了となっていますが、アウトレット品などで購入することができます。
本記事では、Android One S2のスペックなどを紹介しつつ、実機レビューを行います。
Android One S2の外観
Android One S2がどんな感じの外観なのか、見てみます。
管理人が持っているのは、ネイビーです。
Android One S2の正面
Android One S2の背面。ネイビーは色が濃い
ボリューム、電源ボタンは端末の右側面にあります。
ボタンはけっこう大きいです。
ボリューム、電源ボタンは右側面にある
イヤホンジャックは端末の上部にあります。
イヤホンジャックは上部にある
SIMスロットは昔ながらの背面カバーを外して、付けるタイプです。
このタイプは少し前の主流ですね。
SIMスロットは背面カバーを外して付けるタイプ
充電はmicroUSBで行います。
ケーブルの口は端末の底部にあります。
充電はmicroUSB
Android One S2を手に持つと、ちょうど手に収まる感じです。
Android One S2を手に持った感じ
ディスプレイサイズも5インチで、画面も見やすいです。
感想としては、すごい良いという点はないけれど悪い点も無い、平均的な端末という感じです。
Android One S2/S4の性能比較
Android One S2/S4の単純な性能比較をしてみます。
赤字が性能に差がある箇所です。
機種 |
Android One S2 |
Android One S4 |
---|---|---|
メーカー | 京セラ | 京セラ |
発売日 | 2017年3月10日 | 2018年2月8日 |
色 | 3色(レッド/ブルー/ホワイト) | 4色(ホワイト/ライトブルー/ブラウンブラック/ピンク) |
本体サイズ | 145mm×72mm×8.4mm | 143mm×72mm×10.6mm |
本体重量 | 142g | 130g |
ディスプレイ | 5.0インチ、1280×720(HD) TFT | 5.0インチ、1920×1080(フルHD) TFT |
CPU性能 | Snapdragon 425(MSM8917 1.4GHz クアッドコア) | Snapdragon 430(MSM8937 1.4GHz+1.1GHz オクタコア) |
メモリ(RAM) | 2GB | 3GB |
ストレージ(ROM) | 16GB | 32GB |
カメラ画質 | リアカメラ(外側):1300万画素
インカメラ(内側):200万画素 |
リアカメラ(外側):1300万画素
インカメラ(前面):500万画素 |
バッテリー容量 | 2300mAh | 2600mAh |
対応SDカード | microSDXC / 最大256GB | microSDXC / 最大256GB | 通信機能(Wi-Fi) | 802.11b/g/n/ | 802.11b/g/n |
通信(bluetooth) | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.2 |
防水・防塵機能 | IPX5・IPX7/IP5X | IPX5・IPX7/IP5X |
おサイフケータイ機能 | 無し | 無し |
ワンセグ | 無し | 無し |
NFC | 無し | 無し |
赤外線機能 | 有り | 有り |
当たり前ですが、Android One S2よりもAndroid One S4の方が性能は高いです。
そうなると、どれくらいの性能の差があり、どのくらいであれば気にせず使えるかが問題となってきます。
Android One S2/S4の使い勝手を比較
次は、Android One S2/S4を実際に使う際の使い勝手を比較します。
ディスプレイのキレイさはS4の方が少しキレイ
ディスプレイサイズは、どちらも同じ5インチです。
ただし、画面の解像度はAndroid One S4の方が上です。
Android One S2の解像度は1280×720(HD)であるのに対し、Android One S4は1920×1080(フルHD)となっています。
HDはHigh Definition(ハイビジョン)、フルHDはFull High Definition(フルハイビジョン)と呼ばれていて、聞き覚えがあるのではないでしょうか。
解像度は高いほどキレイに見えると言われています。
Android One S2とS4を同じ壁紙にして、並べてみましたが、やはりS4の方が少しキレイに見えます。
左がS2、右がS4。S4の方が少し深みのある色
S4の方が解像度が高いだけあって、少し深い色をしています。
やはり、ディスプレイのキレイさは少しAndroid One S4が上となります。
カメラ性能はほぼ同じ(自撮りするならS4が良い)
写真を普通に撮る際のリアカメラはAndroid One S2/S4とも同じ画素数となっており、同等の性能です。
Android One S2とAndroid One S4で、それぞれ同じアングルの風景写真を撮ってみました。
写真をクリックすると、原寸の画像が表示されます。
(サイズが重いのでご注意ください。)
Android One S4は光の影響を受けやすいため、赤みがかった写真となりやすいです。
Android One S2は光の影響を受けづらいため、暗めの落ち着いた色合いになりやすいです。
Android One S4の方が写真は詳細に撮れているように見えますが、赤みがかった場合はAndroid One S2の方がキレイに見えることが多いです。
カメラ性能は同等くらいか、ややAndroid One S2の方が性能がよいかもしれません。
自撮りなどをする際に使うインカメラについては、Android One S4の方が500万画素とおすすめです。(Android One S2は200万画素です)
自撮りをしないのであれば、カメラ性能はほぼ同じくらいだと思います。
動作性能は気にするほど差が無い
Antutuというアプリでスマホ性能を確認できるので、実際にS2とS4の性能比較をしてみました。
S2の性能。GPU以外はほぼ同じ数値
S4の性能。GPUがS2より高い
左がAndroid One S2で、右がAndroid One S4です。
比較をしてみると、GPU以外の数値はほぼ同じくらい(S4の方が少し高いですが)であることが分かります。
GPUは、グラフィック(画面)を表示する能力のことです。
S4の方が解像度が高い分、グラフィックをキレイに表示するための能力が必要になっています。
つまり、CPU性能はグラフィックの性能を除くと、ほぼ変わりません。
メモリに関してはAndroid One S2の方が少ないです。
そのため、アクションゲームなど、動作が重いアプリを使ったりする場合には、Android One S2の方が少し重く感じるかもしれません。
ですが、普通に使うのであれば、気にするほどの動作性能の差はありません。
S2のROM容量は少ないが一般ユーザーは問題ない
ROM容量に関しては、Android One S2の方が少ないです。
ROM容量が少ないと、アプリや写真・動画データなどを保存できる領域が少なくなります。
そのため、Android One S2の方がアプリや写真・動画データなどを保存できる領域は少ないということになります。
ただし、SDカードでROM領域を増やすことができるため、写真・動画データに関してはあまり心配をしなくても大丈夫です。
問題は、アプリのインストールに関してです。
アプリをSDカードにインストールした場合、起動や動作が遅くなることもあるので、アプリは本体へインストールした方がいいです。
ゲームなどの大容量アプリをどんどんインストールするような人には、Android One S2の16GBは物足りないと感じると思います。
しかし、ゲームなどの大容量アプリを複数インストールしない人には十分足りる容量です。
アプリを何も入れていない初期状態を確認すると、約9GBも余っています。
約9GBも余ってる。けっこう余裕はある
一般ユーザーが普通に使うのであれば、大丈夫な容量となっています。
電池持ちは大きな差が無い
バッテリー容量はAndroid One S2が2300mAhに対し、Android One S4の方が2600mAhとなっています。
ただし、Android One S4の方が性能は高くなっているため、電池消費も多いです。
電池持ちではそれほど大きな差がありません。
Android One S2は結局使えるの?5つの主な特徴
新機種であるAndroid One S4と比べると、性能はどうしても見劣りしてしまいます。
「本当に大丈夫?」と不安になってしまった人もいるかもしれません。
そこで、次はAnrdoi One S2がある程度使いやすい端末であることを伝えたいので、5つの主な特徴を紹介したいと思います。
1年半以上はセキュリティが毎月アップデートされる
Android Oneシリーズは、「発売から24カ月間に最低1回以上のOSアップデート」、「3年間の間、毎月のセキュリティアップデート」が保証されています。
1年前に発売されたスマホだと、普通はOS(スマホのソフト)が古くなるのですが、Android One S2は新しいOSにアップデートして利用できます。
発売当時はAndroid OS 7.0でしたが、現在はAndroid OS 8.1が利用できます。
Android OSは最新の8.1
セキュリティのアップデートも1ヶ月ごとに行われています。
新しいソフトで、安心して利用することができます。
なお、アップデートに関しては、ワイモバイル公式ページの「お知らせ」で公表されているので、過去に行われたアップデートも確認できます。
耐衝撃・防水・防塵で頑丈!手荒に使える
強化ガラスと頑丈な構造による、耐衝撃の構造となっています。
高さ1.22mからの落下試験をクリアしているので、ある程度の高さから落としても大丈夫です。
IPX5、IPX7の防水性能と、IP5Xの防塵性能を持っているので、多少の水濡れや砂・土などによる汚れもある程度は大丈夫です。
少し手荒に使っても問題ないスマホが欲しい人には、おすすめです!
赤外線機能もあり、ガラケーからの乗り換えには最適
赤外線機能もあるので、ガラケーからの電話帳移行なども簡単です。
ガラケーからの乗り換えを考えている人にはおすすめです。
カメラ性能はそれなりに高い!ただしインカメラは微妙
写真を撮る際のリアカメラ(背面)の性能はAndroid One S4と同じ1300万画素
普通に写真を撮る際のリアカメラ性能は、後継機のAndroid One S4と同じ1300万画素となっているため、高い画質です。
(むしろ、少しS4よりキレイ)
スマホで写真を撮りたいという人にも、おすすめです。
ただし、インカメラ(内側)は画素数が200万画素と低いので、自撮り用にはおすすめできません。
性能はそこそこ高い!ただしROM容量の少なさには注意
まとめてみると、性能は中級クラスといえるくらい、そこそこ高いということが分かります。
ただし、ROM容量は16GBと少なめです。
ゲームなど、大量のデータを必要とするアプリなどをたくさんインストールする人は、ご注意ください。
写真・動画などはSDカードに保存できるので、大丈夫です。
【結論】安さ重視であればS2は買ってもよい!
Android One S2のポイントをまとめると、以下のようになります。
性能比較をすると、後継機であるAndroid One S4の方が当然上です。
しかし、画面(ディスプレイ)のキレイさの違いを除けば、使い勝手にはそれほど大きな差がありません。
安く購入できるのであれば、Android One S2は購入してもよいと思います。
ただし、Android One S4も十分に安い月額料金で利用できます。
少し料金を高くして、より性能の高いAndroid One S4を購入するというのも良いと思います。
⇒Android One S4実機レビュー!安くて頑丈で使い勝手良しのスマホ
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