音声がキレイ!ワイモバイルのVoLTE・HD Voiceの設定と利用方法

VoLTE・HD Voiceの設定と利用方法

 

ワイモバイル(Y!mobile)では通話音質が高くなるVoLTE、HD Voiceという仕組みが用意されています。

 

どのスマホでも利用できる仕組みではなく、VoLTEについては利用するための設定も必要です。

 

そこで、このページではVoLTE、HD Voiceがどんな仕組みであるのか、利用するための設定や使い方などについて詳しく紹介していきます。

 

ワイモバイルにはVoLTE/VoLTE(HD+)/HD Voice(3G)の3種類がある

ワイモバイルでよりキレイな音質で通話をするための仕組みとして、VoLTE/VoLTE(HD+)/HD Voice(3G)という3つの仕組みが用意されています。

 

利用するための月額料金などは無料です。

 

3つに共通しているのは、従来の音声通話よりも高い周波数帯の音を拾うことで、よりクリアな音質で通話ができるという点です。

 

VoLTE/VoLTE(HD+)/HD Voice(3G)の帯域

 

VoLTE

VoLTEとは、「Voice over LTE」の略で、超高速通信サービス(FDD-LTE)による音声通話サービスです。

 

従来の音声通話よりも高い周波数帯の音を拾うことで、クリアな音声通話ができます。

 

また、高速データ通信による呼出時間短縮ができる、通話をしながらFDD-LTEによる高速データ通信を同時に行うことができるといったメリットがあります。

 

VoLTEを利用した時のパケット料金について

VoLTEを利用するときには、FDD-LTEによるデータ通信を行いますが、料金プランに応じた高速データ通信容量のカウントには含まれません。

 

VoLTE(HD+)

VoLTEと同じ仕組みですが、さらに高音質化するために音声コーデック技術EVS(Enhanced Voice Services)に対応しています。

 

VoLTEよりもさらに高い周波数帯の音を拾うことができ、よりクリアな音質で通話ができます。

 

HD Voice(3G)

HD Voiceとは「High Definition Voice」の略で、高品質な音声通話を提供するサービスです。

 

VoLTEと同じように、より高い周波数帯の音を拾うことでクリアな音声通話ができます。
VoLTE/VoLTE(HD+)は4G回線のサービスですが、HD Voice(3G)は3G回線専用のサービスとなります。

 

ワイモバイル、ソフトバンクの対応機種同士でしか利用できない

VoLTE/VoLTE(HD+)/HD Voice(3G)のいずれも、ワイモバイル、ソフトバンクの対応機種同士でのみ利用できる仕組みです。

 

対応機種同士で通話をしても、ドコモ、auの他社回線では利用できないのが残念な点です。
通話の際には、VoLTE(HD+)→VoLTE→HD Voice(3G)の順に優先して使用されます。

 

ワイモバイルの対応機種一覧

ワイモバイルの販売している機種での、VoLTE/VoLTE(HD+)/HD Voice(3G)対応機種一覧を紹介します。

 

端末の種類 機種名 VoLTE VoLTE(HD+) HD Voice(3G)
iPhone iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone SE(第2世代), iPhone 7, iPhone 6s, iPhone SE ×
iPhone 5s × × ×
Android

スマホ

Android One XX5/X4/X3/X2/X1/S5/S4/S3, かんたんスマホ
Android One S2/S1, 507SH, HUAWEI P30 lite, HUAWEI P20 lite, Nexus 6P, DIGNO E, AQUOS CRYSTAL Y2, AQUOS Xx-Y, Nexus 5X, AQUOS CRYSTAL Y, LG Q Stylus ×
HUAWEI nova lite for Y!mobile × ×
ガラケー DIGNOケータイ3, AQUOSケータイ3, DIGNO ケータイ2, Simply, AQUOS ケータイ2, DIGNO ケータイ ×
AQUOS ケータイ × ×

 

ワイモバイルでVoLTEを使うための設定

端末側の設定がVoLTEを使うための設定を有効にしていないと、VoLTEを利用できません。

 

Androidでの設定

 

機種によって設定は異なりますが、だいたい次のような設定になります。

 

「設定」→「その他の設定」→「ネットワーク設定」→
「モバイルネットワーク」→「4Gを利用する」

 

iPhoneでの設定

 

「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「4Gをオンにする」
を選び、「音声通話とデータ」を選択し、チェックを入れる。

 

HD Voice(3G)は自動で有効になる

HD Voice(3G)は有効・無効設定はありません。

 

そのため、下記全てを満たしていれば、自動で有効になります。

 

  • HD Voice(3G)に対応している機種同士であること
  • ワイモバイル/ソフトバンクの機種同士であること
  • 3Gエリア内で通話していること

 

まとめ

ワイモバイルでは快適に音声通話をするために、VoLTE/VoLTE(HD+)/HD Voice(3G)という3つの仕組みが用意されています。

 

3つのいずれも、追加料金は不要なので、安心して利用してください。

 

ただし、VoLTEとVoLTE(HD+)は使うための設定を有効にしておく必要があるので、あらかじめ有効設定にしておきましょう。


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